【南備四国八十八ヶ所霊場 画像集36(58)】




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https://goo.gl/maps/wcbiBFeKa8q

浅口市鴨方町益坂の松井地区の南にある十字路を北へ120m進む。
地区内の道幅は狭く、駐車スペースも無いので徒歩か自転車で訪れるべき。




左折して公園の横を通過し、右折して北へ42m進む




左折して荒神社の参道を西へ35m上る




地宝院(南備四国58番旧札所)跡

浅口郡誌(p.300 大正14年)」に「(名称)地寶院(位置)松井谷(宗派)天臺宗
(本尊並脇立)阿彌陀如來 (建立年代)天正十三 (塔堂並境域)本堂(四坪)(参考)聖護院末」とある

『南無阿弥陀佛』『おん あみりた ていせい から うん』

現在はここから南へ30m程進んだ所にある千手観世音大師堂が
南備四国58番札所になっている。

「鴨方町史 民俗編(pp.413-419)」に松井谷にある8件の天台系山伏寺
(教法院、大乗院、円明院、養清院、常楽院、常智院、地宝院、不動院)に
関する詳細な記述あり。p.412にはありし日の地宝院の写真が掲載されている。
現在、松井谷の修験道寺院は常楽院を残すのみとなっている。

https://goo.gl/maps/tWl5d




地宝院跡の北東にある常楽院のお堂

浅口郡誌(p.300 大正14年)」に「(名称)常樂院(位置)松井谷(宗派)天臺宗
(本尊並脇立)地蔵大菩薩 (建立年代)天和三 (塔堂並境域)本堂(四坪)
(参考)聖護院末」と記されている

『南無地蔵大菩薩』『おん かかかび さんまえい そわか』




「七十八番 道塲寺」

鴨方四国78番郷照寺 (阿弥陀) <>
 仏光山 広徳院 郷照寺 [ぶっこうざん こうとくいん ごうしょうじ]
 『おん あみりた ていせい からうん』
 「踊り跳ね 念仏唱う 道場寺 拍子を揃え 鐘を打つなり」

地宝院跡の横、荒神社の下にある。弘法大師坐像のみ。

https://goo.gl/maps/vyuqSW4VVJx

石段を上って荒神社へ







自然石の燈籠

「奉燈」「当谷 若連中」




自然石地神

「地神」

役小角椅坐像

『南無神変大菩薩』




松井の荒神社

仏教を守護する三宝大荒神が祀られている。
三拍手一礼して般若心経を唱えた後、
『おん・けんばや・けんばや・そわか』を七反唱える。

https://goo.gl/maps/yRX1qA7ZmbH2

荒神社から南南東へ30m進む




千手観世音大師堂の周囲に西国三十三所観音霊場の石仏が安置されている。




千手観世音大師堂(養阿八十八ヶ所奥の院 第弐拾九番札所)

https://goo.gl/maps/en6cyk8pP3k




養阿四国29番奥ノ院 <松井 大師堂>

養阿四国29番札所は松井の七宝庵にある




看板の後ろにある卒塔婆は南備四国霊場の札所にある本尊勧請33周年か
50周年記念で作られた倍増法楽塔。文字が消えかかっていて判読困難だが、
「五十八番本尊」という文字はなんとか読み取ることができる。57番札所のものに倣えば
「奉修庭儀理趣三昧秘法者為南備四國第五十八番本尊勧請丗三周年倍増法楽塔」か
「奉修庭儀理趣三昧秘法者為南備四國第五十八番本尊勧請五十周年倍増法楽也」。

南備四国58番仙遊寺 (千手観世音) <地宝院(廃寺) 松井>
 作礼山 千光院 仙遊寺 [されいざん せんこういん せんゆうじ]
 『おん ばざら たらま きりく』
 「立ち寄りて 作礼の堂に やすみつつ 六字をとなえ 経を詠むべし」




本尊は薬師如来坐像(中央)なので呼称としては「薬師堂」が正しい。
台座の銘文は判読困難。




弘法大師坐像(堂内向かって左)

台座の銘文は「七十◯◯ 宝◯◯」

鴨方四国76番鶏足山 宝幢院 金倉寺の大師像である可能性が高い

鴨方四国76番金倉寺 (薬師) <>
 鶏足山 宝幢院 金倉寺 [けいそくざん ほうどういん こんぞうじ]
 『おん ころころ せんだり まとうぎ そわか』
 「まことにも 神仏僧を ひらくれば 真言加持の 不思議なりけり」




如意輪観世音菩薩輪王坐像

「一番 なちさん」「安田 ○○」

大師堂の境内にある西国観音霊場の1番札所の石仏。開創年は不明だが、施主名に
名字があるので明治以降に勧請されたものと思われる。

西国1番 那智山 青岸渡寺 [なちさん せいがんとじ] “那智山寺” (如意輪)
 『おん はんどま しんだ まに じんば ら そわか』
 「補陀洛や 岸うつ波は 三熊野の 那智のお山に ひびく滝津瀬」




大師堂の前にある善光寺如来(中央)の向かって右から2番、3番と時計回りに巡る




番外 定額山 善光寺 [じょうがくさん ぜんこうじ] (一光三尊阿弥陀如来像)
 『おん あみりた ていせい からうん』
 「身はここに 心は信濃の 善光寺 導き給まへ 弥陀の浄土へ」




西国2番 紀三井山 金剛宝寺 [きみいさん こんごうほうじ] “紀三井寺” (十一面)
 『おん まか きゃろにきゃ そわか』
 「古郷を はるばるここに 紀三井寺(きみいでら) 花の都も 近くなるらん」




西国3番 風猛山 粉河寺 [ふうもうざん こかわでら] (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「父母(ちちはは)の 恵みも深き 粉河寺 ほとけの誓ひ 頼母(たのも)しの身や」




西国4番 槇尾山 施福寺 [まきおさん せふくじ] “槇尾寺” (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「深山路(みやまじ)や ひばら松原 わけ行けば 槇の尾寺に 駒ぞいさめる」




西国5番 紫雲山 葛井寺 [しうんざん ふじいでら] (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「まいるより 頼みをかくる 葛井寺 花のうてなに 紫の雲」




西国6番 壺阪山 南法華寺 [つぼさかさん みなみほっけじ] “壺阪寺” (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「岩をたて 水をたたえて 壺阪の 庭の砂(いさご)も 浄土なるらん」




西国7番 東光山 岡寺 龍蓋寺 [とうこうざん おかでら りゅうがいじ] (如意輪)
 『おん はんどま しんだ まに じんば ら そわか』
 「けさ見れば 露(つゆ)岡寺の 庭の苔 さながら瑠璃の 光なりけり」




番外 天橋山 智恩寺(切戸文殊) [てんきょうざん ちおんじ(きれどのもんじゅ)] (文殊)
 『おん あらはしゃ のう』
 「久世の戸や 松の葉越しに 沖みれば いつもたえせぬ あまのつりぶね」




大師堂の向かって左




粟島神社の石碑




西国8番 豊山 長谷寺 [ぶさん はせでら] (十一面)
 『おん まか きゃろにきゃ そわか』
 「いくたびも 参る心は 初瀬寺(はつせでら) 山もちかひも 深き谷川」




西国9番 興福寺 南円堂 [こうふくじ なんえんどう] (不空羂索)
 『おん あぼきゃ びじゃしゃ うん はった』
 「春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうすぐも」




西国10番 明星山 三室戸寺 [みょうじょうざん みむろとじ] (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「夜もすがら 月を三室戸 わけゆけば 宇治の川瀬に 立つは白波」




西国11番 深雪山 上醍醐寺 [みゆきやま かみだいごじ] (准胝)
 『のうぼ さったなん さんみゃくさんぼだ くちなん たにやた おん しゃれい しゅれい そんでい そわか』
 「逆縁も もらさで救ふ 願なれば 准胝堂は 頼母しきかな」




大師堂の向かって右

15番と16番の石仏の位置が逆になっている




西国12番 岩間山 正法寺 [いわまざん しょうほうじ] “岩間寺” (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「水上(みなかみ)は いづくなるらん 岩間寺(いわまでら) 岸うつ波は 松風の音」




西国13番 石光山 石山寺 [せっこうざん いしやまでら] (如意輪)
 『おん はんどま しんだ まに じんば ら そわか』
 「後(のち)の世を 願ふ心は かろくとも 仏の誓ひ おもき石山」




西国14番 長等山 園城寺 [ながらさん おんじょうじ] “三井寺” (如意輪)
 『おん はんどま しんだ まに じんば ら そわか』
 「いで入るや 波間の月は 三井寺(みいでら)の 鐘のひびきに あくる湖」




西国16番 音羽山 清水寺 [おとわさん きよみずでら] (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「松風や 音羽(おとわ)の滝の 清水(きよみず)を むすぶ心は 涼しかるらん」




西国15番 新那智山 観音寺 [しんなちさん かんのんじ] “今熊野観音寺” (十一面)
 『おん まか きゃろにきゃ そわか』
 「昔より 立つともしらぬ 今熊野(いまぐまの) 仏の誓ひ あらたなりけり」




大師堂の前(17-22番)




西国17番 補陀洛山 六波羅蜜寺 [ふだらくさん ろくはらみつじ] (十一面)
 『おん まか きゃろにきゃ そわか』
 「重くとも 五つの罪は よもあらじ 六波羅堂(ろくはらどう)へ 参る身なれば」




西国18番 紫雲山 頂法寺 六角堂 [しうんざん ちょうほうじ ろっかくどう] (如意輪)
 『おん はんどま しんだ まに じんば ら そわか』
 「わが思ふ 心のうちは 六つの角 ただ円かれと 祈るなりけり」




西国19番 霊ゆう山 行願寺 革堂 [れいゆうざん ぎょうがんじ こうどう] (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「花を見て いまは望みも 革堂の 庭の千草も 盛りなるらん」




西国20番 西山 善峯寺 [にしやま よしみねでら] (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「野をもすぎ 山路に向ふ 雨のそら 善峯よりも 晴るる夕立」




西国21番 菩提山 穴太寺 [ぼだいさん あなおうじ(「or あのうじ」)] (聖観世音)
 『おん あろりきゃ そわか』
 「かかる世に 生(むま)れあふ身の あな憂(う)やと 思はで頼め 十声一声(とこえひとこえ)」




西国22番 補陀洛山 総持寺 [ふだらくさん そうじじ] (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「おしなべて おいもわかきも 総持寺の 仏の誓ひ 頼まぬはなし」




西国23番 応頂山 勝尾寺 [おうちょうざん かつおうじ] (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「重くとも 罪にはのりの 勝尾寺(かちおでら) 仏を頼む 身こそやすけれ」




西国24番 紫雲山 中山寺 [しうんざん なかやまでら] (十一面)
 『おん まか きゃろにきゃ そわか』
 「野をもすぎ 里をもゆきて 中山の 寺へ参るは 後の世のため」




千手観世音菩薩坐像※

西国25番 御嶽山 清水寺 [みたけさん きよみずでら] (十一面)
 『おん まか きゃろにきゃ そわか』
 「あはれみや 普(あまね)き門(かど)の 品々に なにをかなみの ここに清水」




千手観世音菩薩立像※

西国26番 法華山 一乗寺 [ほっけさん いちじょうじ] (聖観世音)
 『おん あろりきゃ そわか』
 「春は花 夏は橘(たちばな) 秋は菊 いつも妙なる 法(のり)の華山(はなやま)」

西国26番の本尊は千手観世音菩薩ではなく聖観世音菩薩




西国27番 書寫山 圓教寺 [しょしゃざん えんぎょうじ] (如意輪)
 『おん はんどま しんだ まに じんば ら そわか』
 「はるばると のぼれば書写の 山おろし 松のひびきも 御法(みのり)なるらん」




西国28番 成相山 成相寺 [なりあいさん なりあいじ] (聖観世音)
 『おん あろりきゃ そわか』
 「波の音 松のひびきも 成相の 風ふきわたす 天(あま)の橋立」




西国29番 青葉山 松尾寺 [あおばさん まつのおでら] (馬頭)
 『おん あみりとう どはんば うんぱった そわか』
 「そのかみは 幾世(いくよ)経ぬらん 便りをば 千歳をここに 松の尾の寺」




西国30番 厳金山 宝厳寺 [がんこんざん ほうごんじ] “竹生島” (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「月も日も 波間に浮かぶ 竹生島 舟に宝を 積むここちして」




聖観世音菩薩坐像

西国31番 姨綺耶山 長命寺 [いきやさん ちょうめいじ] (千手・十一面・聖観世音)
 『おん ばざら たらま きりく/おん まか きゃろにきゃ そわか/おん あろりきゃ そわか』
 「八千年(やちとせ)や 柳に長き 命寺(いのちでら) 運ぶ歩みの かざしなるらん」




西国32番 繖山 観音正寺 [きぬがさやま かんのんしょうじ] (千手)
 『おん ばざら たらま きりく』
 「あなとうと 導きたまへ 観音寺(かんおんじ) 遠き国より 運ぶ歩みを」




西国33番 谷汲山 華厳寺 [たにぐみさん けごんじ] (十一面)
 『おん まか きゃろにきゃ そわか』
 「万世(よろずよ)の 願ひをここに 納めおく 水は苔より 出(いづ)る谷汲」
 「世を照らす 仏の験(しる)し ありければ まだ灯(ともしび)も 消えぬなりけり」
 「今までは 親と頼みし 笈摺(おいずる)を 脱(ぬぎ)て納むる 美濃(みの)の谷汲」

大師堂の南から細道を東へ下る




千手観世音大師堂への道しるべ

https://goo.gl/maps/JTRu2gj7PNB2

車道に出たら公園前を通って東へ33m進み、丁字路を左折して細道を北へ27m進む。
右折して東へ64m上り、車道に出たら左折して北北西へ46m上る。




松井の東の山の墓地(松井谷の山伏の墓地)

六地蔵の前から向かって右の参道を南南東へ21m進み、さらに東へ34m進む

https://goo.gl/maps/Ry3zJ673Zj12




六地蔵(明治22年=1889年)

立像と坐像が交互に並んでいるものは珍しい

『南無地蔵大菩薩』







墓地の東端の竹藪の手前




松井の墓地の観音堂

https://goo.gl/maps/9DH1QEEmgov




聖観世音菩薩坐像と弘法大師坐像

『南無大師遍照金剛』




「八番 道越村 村川為エ門 田中彦兵衛 同 栄兵衛」

坂東8番 妙法山 星谷寺 [みょうほうさん しょうこくじ] (聖観世音)
 『おん あろりきゃ そわか』
 「障りなす 迷いの雲を 吹き払い 月もろともに 拝む星の谷」




墓地の参道入り口に戻り、参道を北へ20m上り、右折して東へ10m上る




78番札所の北東127mの所に鴨方四国77番札所がある(赤点が78番札所)




弘法大師坐像(向かって左)

「七十七番 道隆寺 施主 當谷中 世話人 若連中」
「寛政六年(1794年)」「寅九月吉日」

鴨方四国77番道隆寺 (薬師) <>
 桑多山 明王院 道隆寺 [そうたざん みょうおういん どうりゅうじ]
 『おん ころころ せんだり まとうぎ そわか』
 「願いをば 仏道隆に 入り果てて 菩提の月を 見まくほしさに」

大日如来坐像(右)

「○村 ○○喜助」

『おん あびらうんけん ばざら だどばん』

https://goo.gl/maps/uq7aA8g8iht

墓地の参道を下って公園前まで戻り、南へ287m進む



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